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良い点
・魅せる事に重点を置いた戦闘
本作はただただ敵を倒すことを目的としたゲームとは少し異なり、オーディエンスとしてケンカを観てくれている女の子達を盛り上げていく事が重要になっています。
盛り上げ方としては単に側で戦闘を繰り広げるほかリクエストに応えることで湧かせることができ、リクエストの内容は特定の攻撃で敵を倒したりマップギミックを発動させるなど様々
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↑右下のピンクの吹き出しがリクエスト内容です
 
リクエストを無視してとりあえず敵を倒してもクリアは出来ますけど、盛り上げる事でプレイヤーキャラの攻撃力や防御力がUPしたり体力が回復、またはモテレター(これは収集要素)を貰えたりするほかステージクリア時のランクにも影響するので、観客を盛り上げる事は基本的なものだと思っておいた方が良いでしょう。
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↑リクエスト内容はセレクトボタンで確認可能
 リクエストはどれも意識さえしていればクリア出来る物がほとんどで、もし3リクエスト中2つしか応えられずモテレターを1つ取り逃がしてしまってもミッションを再プレイし貰えなかったリクエストのみをクリアすることで取り逃したモテレターをゲット可能となります。
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またステータスUPするシステムがもう1つ
パンチラスロットル
オーディエンスの方に向かって敵を吹っ飛ばしたり近くで戦闘をしているとその風圧でスカートがめくれてしまうという理屈からパンチラが発生
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そしてそのままパンチラスロットルなるものが発動し、パンツの役が揃うとリクエストクリア時と一緒で攻撃力や防御力UP、回復などの効果があります。
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一度出た役の種類はデータベース上に登録され、これも一種の収集要素のようなものなので積極的に狙っていくのが吉
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以前の体験版では、良い役の時はアクションが途切れ専用演出が強制で流れましたが、製品版ではOFFにも出来るようになっており、アクションを途切られるのが嫌な人も安心設計。

パンチラスロットルはちょっと無理やりですが観客はプレイヤーの行動によって喜んで貰え、プレイヤーキャラも喜んでもらえたことでステータスUPするWinWinな関係のゲームで例えるならプロレスのようなゲーム
 このゲームとしての仕組みが意外にもしっかりした本作のアイデア&コンセプトが面白く、上手いことゲームに落とし込んでいて感心しました
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・戦闘演出の気持ちよさ
戦闘の攻撃時におけるエフェクトは全体的に派手で中々の爽快感
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 ↓敵がロケット花火のようにピューンと飛んで行くのも見ていて面白い
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また戦闘時の花形とも言えるアッパーラッシュ(必殺技)時のキャラの動きはどれもカッコよく上で挙げたエフェクトに加え少し重そうなSEもあって良い
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↓アッパーラッシュ(いわゆる必殺技)前のスロー演出の入る重い一撃なんかも気持ち良いし、周りを見てもわかる通り、オーディエンスの応援風景も華やかで紙吹雪まで舞っていて戦闘時における演出はピカイチ
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・マップギミックや破壊可能オブジェクト多め
中には回数制のものもありますけど、マップ毎に特定のギミックが多く用意されています。
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↑一番下のは個人的に好きなマンホールアタック!
敵を3人までマンホールに向かって落として戦闘不能にします

また破壊出来るものはバイク、ガスタンク、ドラム缶、壁など様々
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最近のアクションゲームだと、破壊出来るのはちょっとしたオブジェクトだけみたいなゲームも少なくない為この辺は嬉しい要素でした。
 ただ場所によってはそれらの破壊表現に加え、攻撃エフェクトやオーディエンスの演出などで若干処理落ちするステージも.....(^_^;)

以前ファミ通のニコ生でUPPERSの特集があった回では、今の時代だと嫌われるんですが処理落ち上等でオブジェクトとか置きまくってるステージもあります。
とか高木Pが言ってたので、そのへんは仕様だと割り切りましよう



悪い点
・アクションの不安定さ、アッパーラッシュの被り
戦闘が気持ち良いと良い点で挙げましたが、あくまで演出やエフェクトの話。
戦闘自体は至って普通で、ボタンをポチポチ押すだけで簡単にコンボが繋がります
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そこまでは良いんですが、本作で出てくる弊害がアクションの不安定さ
基本的に押すボタンやタイミングで決まった攻撃がなされますが、時たま思ってもみない攻撃が繰り出される時がある。

何と言うか....敵との間合いで自動的に攻撃モーションが選ばれてる感じ?
と言えば良いのかな?
私の勘違いだったらこの部分は後で消しますけど、終始気になった部分。
 初めはこれはこれでと思っていましたが、流石に何度かプレイすると飽きが来ます...(´・_・`)
アクションって自分の思った通りの動きをキャラがしてくれ、それで敵を倒す事が面白いと思うんですけどねぇ...

普段アクションを遊ばない人はこれで良いのかもしれません。
しかし本作はそもそもアクションをあまり遊ばないような層に向けて発売してるようには到底思えない(´・ω・`)


またプレイアブルキャラはDLCキャラの大道寺先輩を含め13名ほどおり、新規タイトルの操作キャラ数としては十分過ぎる数。
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それでいて各キャラ毎の攻撃方法も違っていますが、残念なことにアッパーラッシュ(必殺技)は全キャラ共通というガッカリぶり....
アッパーラッシュ自体の派手さ、気持ちよさはあるのにそこをキャラ毎に差別化されていないせいでイマイチアッパーラッシュ技に愛着を持ちづらい
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そもそもストーリー上1回~2回しか使う機会が無いキャラがほとんどで、基本的には乱麻とミチルを使う機会が7~8割(?)くらい
 出番がほとんど無いような敵キャラまでプレイアブル化する位なら、プレイアブルキャラを多少絞ってでもキャラ毎のアッパーラッシュに差別化させるべきだったと思いますね。


・キャラの掘り下げ
1つ上の点でも挙げたように1回しか使う機会が無いキャラが多く、そんなキャラに愛着は到底持てませんよね?
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キャラ同士の絡みも雑で1話あるうちの1~2チャプターの中で師弟関係が変に深まってたりモヤモヤする展開が多かった。

プレイアブルキャラだけでなくクイーンと呼ばれるヒロイン達も総勢8名ほど存在しますが、彼女らも各1話毎の扱いと極端に割り切られておりストーリーとの関連性も低めでなんか残念(´・_・`)
クイーン同士の絡みもほぼ無し


・ランダム性の高さ
まずはモテレター
女の子のリクエストにキチンと応えた時に貰えるもの。
しかし、ステータスUPや回復が得られるかモテレターをゲット出来るかはランダム
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勘弁してくれ.....

なので、少し面倒なリクエストをクリアしたのにモテレターをもらえないとゲンナリ...
再度同じミッションをプレイし漏れを回収しようとしてもどの女の子から既にモテレターをもらっており、どの女の子からは貰ってないのかがミッションセレクト画面でも、実際にプレイ時にも見分けを付ける方法が特に無いので厄介
後々回収するとなると面倒なので収集要素に拘りのある人はこの子からは貰った、この子からは貰ってないってのを覚えている内にもう一回やるしかないですね
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ランダム性にするのならせめてそこは何か判別するものが欲しかった(´・ω・`)

そしてパンチラスロットル、こちらもランダム
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いや、もしかしたらランダムじゃなくステージ毎に決まっているのかも知れませんが、もしそうならこのミッションではまだ見てないパンチラスロットルがある!
みたいな項目をミッションセレクト画面にでも載せて欲しいところ

なぜそういう配慮が無いのを疑問に思わないままにしてあるのか....


・グラフィックがいまいち
Vitaと言う事を考えればまぁこんなもんかと妥協したい気持ちもあります
しかし、本作は声援とともにキャラが強くなっていくコンセプトで作られたゲームです。

正直言ってモブはどのキャラもハリボテ感が強く、応援されてうぉおおおおおおお!
とテンションが高まったりはしませんでしたね。
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クイーンと呼ばれるヒロイン達は多少クセがあるものの、そこまで酷くないのが救いか
ただそれでもキャラ毎の差がある気がする
個人的には許せるのはこの4人
てか一番上の可憐ちゃん(ギャルっぽい子)は発売前から好みのキャラだったのでモデリングが他のキャラに比べマトモな部類で良かった.....
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でなんか許せないのがこの2人
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何で?一緒じゃない?
って聞かれたら正直何でなのか自分でもわかりませんけど、なんか違う気がする
アホヅラっぽいっていうか....キャラの髪や表情の違いも関係してるのかな?

とは言ってもこの辺は個人差あるでしょう。
人によっては全部ムリでしょ...
って思う人もいそうだし


まとめ
ただ単に敵を倒すだけでなく、リクエストに応えていき自分自身もパワーアップするというアイデアは面白い
しかし、キャラ毎の必殺技の差別化がなされていなかったり、物足りないグラフィックがそのアイデアを昇華するに至っていないような印象を受けました。
 フィニッシュ時やオブジェクト破壊時の爽快感は中々あり、マップ毎のギミック好きの私としては是非応援したいタイトルですけど、今作を素直に褒めるのは難しいですね.....(´・ω・`)

うーん...佳作


p.s
磨けば光るという意味では、初代のバレットガールズを彷彿とさせるものでした
あちらも美少女×TPSという新しい試みから生まれたゲームですし。
【尋問エロい】作りは粗いが悪くはない萌えTPS バレットガールズ レビュー
あちらは初代の改善点を多く含んだ続編が発売され、大分良くなりましたから、UPPERSもそうなってくれるといいなぁ~なんて.....
前作からの改善点が多く、楽しく&遊びやすくなった バレットガールズ2 レビュー
(世間的にどうなのかは知りませんが、少なくとも私個人としてはバレガ2は進化を果たし良くなったと思います。)

とは言ってもこちらは、購入層的に続編が望めるほどの売上を叩き出せるのかが疑問ですね...