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良い所
・バイオショックを彷彿とさせるプレイ感覚で、探索面白い
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初めて部屋に入ったのなら隅々まで何か無いかと探してばっかりいました
弾薬回復アイテム等がある程度貴重だからってのもありますが、各エリアや部屋に設置されてるPCから見れるメールオーディオグラフなんかは世界観を堪能するのにもってこいですから!(ちょっと読むのが面倒なものもありますけどねw)
後は特定の部屋へのパスワードや今いるエリアのマップをDLして、全体図を明らかにする事も出来る
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特定の能力解禁しないと入れないって場所でもちょっと見渡して見れば別の道があったり、また別の能力であれば入れる場所が実はあったなんて事もザラですし、この辺は流石ディスオナードも製作してたArkane Studiosだなと。
なので探索しておいて損は無いでしょう、ていうか損も何も探索が楽しいんだよ!

そのほかですとゴミ拾いも探索の楽しみかなと。
バナナの皮から丸められた紙、プラスチックチューブなど無駄に種類が多い
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何に使うかと言うと素材として活用する
とは言ってもそのままだとマジでただのゴミなので、本作では所々に設置されているリサイクラー(リサイクル装置)に入れて使える素材に変換します
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とまぁ、画像の通りですね
ジャンク品は□ボタン長押しでまとめて入れる事ができますし、ジャンク品以外にも任意でアイテムは入れて素材にする事が出来ます

別の機械として設置されている分子成形機でアイテムを成形する際に必要になるのがこの素材ですね
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↓右上の4つ並んでるアイコンが所持してる素材の数
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 これだけ聞くと「なんやそれ....めんどくせ.....」と感じる人もいるかもしれませんが、分子成形機でしか手に入らない物がある訳でも無いですし、そこまで必須な要素でも無いのでお好みでって感じですかね。
私は積極的にゴミ拾いに勤しんでましたけどねw(´・ω・`)
リサイクルした時のウィーンって音と、素材となって出てくるポロポロポロポロって音が妙に癖になるんですわ

弾丸や回復キットなど基本的に本編で手に入るものばかりですが、消耗品はやっぱり数多く持ってた方が安心感がありますからねぇ
本作では特に.....
ちなみに分子成形機で作れるアイテムのラインナップは各ステージで拾えるようになっています。
ただ同じ設計図であろうといくつか設置されてるので(特殊な物を除き)、普通にプレイしてればどこかしらで拾う事になるんじゃないかと思います。


・様々な能力
本作の目玉が能力でしょう。
大きく分けて2種類あり、人間系の能力ティフォン系の能力です
人間的な能力は体力やPSI(能力を使う時に消費するもの)の増加武器のアップグレード技術機械の修復技術ハッキング技術さらにはティフォンを倒した際に臓器も回収できる解剖術ステルスの強化などですね。
インベントリ容量やスーツ&スコープに装備出来るチップの上限増やせるのもこちら
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↑サイエンティスト、エンジニア、セキュリティのカテゴリが人間としての能力
 つい特殊なティフォン系の能力ばかりに気を取られがちですが、こちらも攻略を進めていく中で役に立つ物が揃っています。
オススメとしては大抵のドアやタレットに仕掛けられるハッキング
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インベントリの容量が増えるスーツ改造
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治療キットの効果が上昇する医療知識辺りでしょうか?
 特にハッキングはこのゲームを進める上では非常に役立つのでまず取っておいて損はありません。


次にティフォン系の能力はサイコスコープというガジェットであらかじめ敵をスキャンする必要があるものの、やはりその能力は強力なものばかり
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ティフォン系能力を解禁し過ぎるとタレットから敵扱いされるナイトメアと呼ばれる強力なティフォンが時たま徘徊するなどのデメリットも存在しますが、それを差し引いて良いほど魅力的

物理的な爆発を起こすキネティックブラスト、人間の死体からファントムを作り出すファントム生成、一瞬で移動するファントムシフト、敵を支配下に置くマインドジャック、遠くの操作可能なオブジェクトを操作出来る遠隔操作があります。
直接的な攻撃能力ばかりでなく、移動や間接的な攻撃に繋がるものもあるのが分かってますよね。

個人的なオススメはティフォンの特殊攻撃を封じ、ダメージまでも与えられるサイコショック
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唯一罠として設置出来る攻撃能力スーパーサーマル
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オブジェクトに化け、狭い通り道もすり抜けられる物質擬態
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辺りかな~
サイコショックは大抵の敵に効くので、もしもの戦闘の時は非常に重宝しました

ちなみにどの能力を習得していくのであれ、終盤になればほとんどの能力が解禁済みになるなんて甘いゲームじゃありません
どれだけ探索して手に入れるかによりますが、頑張っても全体の半分がいいとこなんじゃないかなと思いますので、どの能力が必要なのかをじっくり考えた上で習得するのが良いでしょう。
ちなみに振り直しも出来ないのでご注意を.....


そして、一見影が薄いようにも思えますがガジェットも忘れてもなりません。
武器はサイレンサーピストルショットガンと言ったゲームでは見慣れた武器の他にグルーガンQビームディスラプチャースタンガン等の特殊な物もあります。
グルーガンはその中でも特に使う機会が多く、敵の動きを封じる以外にも壁に撃って足場にしたりパイプの破損した箇所に打ち込めば応急措置にもなるなど戦闘以外にも使い道がある。
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↑漏電してるところに撃ち込めば、この通り一時的に漏電を防ぐ事ができ、修復スキルがあるならその間に近くに寄って配電盤自体を修復出来る

投擲武器はリサイクラーチャージがお気に入りでしたね
投げたら周囲のオブジェクトや人、ティフォン何から何まで構わず飲み込み分子レベルにまで分解するといった恐ろしい武器です。
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分解後は分子成形機で使える素材に早変わり!
道を塞いでるオブジェクトにも使えたり、オブジェクトを一箇所に集めて素材ゲットしたりとこちらも戦闘以外でも使える本作を代表する武器です

また武器も特定の場所で必ず手に入ると言う訳ではなく、手に入れる場所がいくつかあるのでプレイする人によって若干入手タイミングは違うかもしれませんね
ですので、既に武器を持ってても同じ物を拾う場面も出てきますが、その時は弾だけ抜くか入手してリサイクラーに投入しちゃいましょう!

なお、能力とガジェットのショートカットは方向キー3方向(上キーは懐中電灯のON/OFF)となっており、それ以外は△ボタンでガジェット&能力を表示出来ます。
まぁよくある何分割かされている選択画面かと思いきや、これ螺旋状になってるんですわ。
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↑くるくる回転する感じ
なので、いくらガジェットや能力を増やそうとこの画面上に出てこない物は一切無い
これは似たような選択画面を持つラチェクラや最近だとホライゾンも是非実装して欲しいですね、ちょっと感心しました


・セーブが快適、メニュー画面もサクサク動く
セーブデータの上限は10個までとなっており、どこでもセーブする事が可能
コレといったムービーみたいなものは無く、常にリアルタイムで進行してるのでゲームを起動中操作が一切及ばないという事はまずありませんからホントにどこでもセーブですね。
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オートセーブ枠も2つはあるので、プレイする上での不満は無いかと
任意セーブも特にかくつく事も無いし、一瞬とはいかないですが変に長いワケじゃないのでセーブするのに億劫になる事は少ない。
ていうかこれが同社のディスオナードはセーブする為にメニュー画面開くだけでもパフォーマンスが不安定に感じましたからね(´;ω;`)


悪い所
・ステージ間のロードは長め
1エリア毎にそれなりの大きさで探索しがいもありますが、次のエリアに行く為には切り替え(ロード)が必要になってきます
まぁそれは良いとしましょう、同じジャンルのゲームではよくある事ですし。

ただそれが結構....いやかなり長い
データが肥大してくるからでしょうが、終盤は特に長く感じその頃試しに測ってみましたが1分20秒位ありました.....
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なお本編は完全にステージクリア型と違い、基本いつでもどのエリアへも行き来する事が出来ます
それ自体は良いのですが、サブクエストをこなしたり物語としても終盤は特にそういったエリア間の移動が増えるのでそれが後半プレイするにあたり非常にストレスになりました


・敵の種類があまり多くない
ここも勿体無いなぁと。
敵は擬態するミミック系、基本的な敵ファントム系、マインドコントロールするテレパス系、自爆野郎シストイド系、姿が見えないポルターガイスト
で、そこから派生して特殊な属性持ってたり、基本的能力が向上したマイナーチェンジ版みたいな敵ばかりでほんの少し見た目が変わった位で目新しさが無い(´・ω・`)

一応他にも敵対するものとして、タレットやオペレーター等もいますが肝心のティフォン系の敵がこの種類の少なさだとな~って感じです。


まとめ
敵の種類がやや少ないのはともかく、エリア間のロードが激遅なのはちょっとあれですね....
ただ魅力的な世界観の構築に、一味違った特殊能力攻略法が色々用意されいるステージなど非常にArkane Studiosらしさが詰まった1作に思えます。
敵が強いみたいな声も聞きますが、代わりに戦い方は色々用意されてますし分子成形機や能力の取得など、使いようではいくらでも難易度はグッと下がるのでそこまで難しいという印象はありませんでしたね
罠に嵌める、先手必勝で倒す、タレットハッキングして倒してもらう、マインドジャックで同士討ちさせる等色々ありますしね~
確かに敵が複数現れると脅威そのものですが、それはそれでサバイバル感あって好きかな。
個人的にはお気に入りの1本です。


p.s
色々試行錯誤しながら遊ぶのが楽しいゲームなので、そういう意味ではディスオナ以上に人は選ぶかも知れません(ディスオナはステルス、ヒャッハープレイどっちも出来るし)