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元はWiiUで発売された3Dアクションゲームで、本作はそのswitch移植版
1もswitchにて発売されてますが、そちらはDL版のみ(限定版には1のパッケージも付属)

1はPS3でプレイした事がある為今回は2のみプレイ、結論から言うと面白い
そこそこ面白かったかなと思う反面、戦闘中に発生する即死系QTEボタン連打を強制される事への不満も大きかった (ボタン連打は連打させられる事自体よりも、要求される連打数が多いのが面倒.....)

今作はそういった前作の不満点を徹底的に排し、テンポの良い3Dアクションに深化している。1作目で基盤を作り、2作目では粗を潰した上で新要素を盛り込むといった理想的続編


前置きはここまででレビューを。ちなみにプロコンにてプレイしました。


良かった点

まずは何と言っても迫力あるアクション
百聞は一見にしかず!という事でまずはこれを見ていただきたい、私がTwitterに挙げた動画です。
見ようによっては難しそうに見えるかもしれません。
しかし複雑な操作は行っておらずパンチ(Xボタン)とキック(Aボタン)の組み合わせ、そして回避(Yボタン)だけでこのスタイリッシュアクションが成り立つワケですよお兄さん

攻撃の組み合わせこそ多岐に渡ります。ですが結構テキトーにボタンをポチポチ組み合わせてるだけで十分に攻撃として機能するし、何よりそんなプレイの仕方でも操作してるベヨネッタの美技に酔えちゃうんですわ。

私がチョロすぎるだけかもしれないけど、モーションとかSEは流石プラチナゲームズだなという出来で爽快感は折り紙つき。ことアクションを作らせたら、右に出る物はほぼ居ないですね。

それに加え、ギリギリで回避する事で発動するスローモーション「ウィッチタイム」、魔力ゲージが高まると使える魔人召喚「アンブラン・クライマックス」と織り交ぜるとあーら不思議、クライマックスアクションの出来あがり
※全て上の動画内に入っているアクションです

アクションのキモと言うべきウィッチタイムはギリギリで回避といっても、判定はさほどシビアではなく易しめ
それに雑魚であればちゃんと攻撃前の予備動作があるので、ウィッチタイムを成功させるのはそこまで難しい事では無い。図体ばかりデカいボスは、予備動作も大きい相手が多いので尚更避けやすい

ちなみにロード時間を利用したコンボの練習が出来る。親切にコンボ表と各コンボを本編で使用した数も表示されますから自分のクセなんかもわかりやすい。
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 私は相変わらずボタン単体のコンボの使用頻度が高かったみたいです。アクション下手の横好きの性なのか、悲しい。


そんなアクションをさらなる爽快感へ昇華させているのが、ノンストップなクライマックス演出
一番最初に貼った動画のジェット機の上で戦っているシチュエーション、実はこれプロローグステージなんですよ。
序盤からこんな所で戦闘を繰り広げるゲームなんてベヨネッタくらいでしょう、出だしからブッ飛んでる。
そのほかにも水柱をサーフィンしたり水中戦、上の回避動画であげた空を飛びながらの戦闘地獄の馬に乗って駆け抜ける、まさかのロボに搭乗など、バカバカしくも無駄に壮大なシチュエーションが幾多も用意されている。
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 さらにはこちらが手前で敵と戦っている最中、バックでは巨大天使と巨大魔人による戦闘がリアルタイム繰り広げられる。
こちらの戦闘とはあまり関係が無いというのになんて贅沢なんでしょ
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この様な過剰過ぎるボス演出が最後までジェットコースターのように過ぎていく。
 
そんな本作を1周遊ぶだけなら実はそんなに時間を要さず、10時間を余裕で切るレベル。だが代わりにダンジョン内の謎解きや無駄に走らされるお使いなどプレイヤーを飽きさせたり、面倒に思わせる要素は徹底的に排しているのが好感を持てる。
 無駄にプレイ時間を水増しさせるだけの物ですからね~
そういった要素も魅力の1つというアクションゲームも存在します(GOWの謎解きとかは結構好きですし)ただ、ベヨネッタにはまず望んでいない要素なんだ。

長く薄くよりも短く濃くを体現したような男気ある(主人公は女だが)ゲームです。


言わずと知れた本作の主人公ベヨネッタ、ファンの間ではベヨBBAとかベヨ姐などの敬いを込められた呼ばれ方をしている。
国内外問わず珍しい妖艶な雰囲気を持ちつつ強いという稀有な主人公
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前作同様、ポージング言動こそキワどいが基本的には常に余裕があり、見ていて安心させられる。
 子供相手にからかう様な態度を取るも、死んだフリをされたら慌てふためいたりその照れ隠しに皮肉を言ったりと、描写としては決して多くないものの可愛らしい描写もされていて不覚にもキュンとしてしまう。
何だかんだ情に厚い姉さん好きです.....

あと今作では髪をショートにしたのよね、1のロングより好み



悪い点

イベントが紙芝居
イベントシーンはムービーと紙芝居の2種類存在し、ムービーは動きがあるのであまり退屈しないのですが、静止画を使った紙芝居は1コマ1コマ出来事を映しているだけでやや退屈に感じる時がある。
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書いといてなんですが、悪い点にわざわざ挙げるほど酷いワケでも無いんですけどね。他に悪い点が思い当たらなくて....



まとめ
安定のプラチナゲームズらしい質の高いアクションなので、最後まで楽しくプレイ出来ました。悪い点もせいぜい上記の点くらいしか私は思い当たりません。

ここの作る3Dアクションは毎作凄い出来映えですよねぇ。ただここ数年は純粋な3Dアクションって大分減ってしまった様に感じます。3Dアクションというか所謂DMC系統のアクション
今作のベヨネッタデビルメイクライニンジャガイデンゴッドオブウォーなど前世代では色々あった気がするんですけどね~
続編のベヨネッタ3は既に開発中みたいですし、DMCの新作も噂が漂っているので期待したいですね。


とにかく......switchを所持しているのならまず間違いないアクションゲーム。(家族の前でプレイするのはやや危うい気がするので)一人でプレイ出来る時間が確保出来るのであれば是非検討してみては?
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