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インディーズタイトルでは最早知らない人は居ない(少なくともゲームを嗜む人には)位の知名度を持つUNDERTALE
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 そんな本作のオーケストラコンサートが先日の土曜日('18/5/19)新宿の「東京オペラシティホール」にて行われ、私も参加してきました。
事前に郵送されてきたチケットはこちら。
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てっきりLoppiとかで発行するのかと思ってたので、わざわざ郵送されるとはビックリ

今回の記事は前半向こうにいるフォロワーと会ってきた話、後半コンサートの感想という内容になります。
ただ私は音楽についてはさっぱりで、この曲はどの楽器が使われており~(略)
みたいな詳しい事は書けないのでご注意を。あくまで感覚的な感想



まずは前半

 東京に在住しており、尚且つよく絡んでくれるTwitter上のフォロワー"冥夜くん"がいるというでせっかくだから会う事になった。
面と向かって会うのは去年のTGS以来だが、よくTwitterで絡んでいるからか驚く程久しぶり感が無い!
 私が東京駅に付くのが早すぎた為、案内して貰える所がまだ開店前.....という事で朝マックしながら最近どんなゲームやってたかとか話しながら時間を潰す。
↑どうして食後かというと撮り忘れたからです

開店時間になったので、いざ中野にあるゲームステーションへ!
国内では珍しく海外ゲームを中心とした(というかほとんどがそれ)グッズを販売しているという洋ゲー好きには堪らないお店。
外装も良い感じです
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店内は特別広いワケではありませんが、海外のグッズを国内で買えるというのは強みですよね。
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購入物は以下の通り
UNDERTALEの物販で使う金額+α程度しか持って来ていなかったので、値段の安い物ばかりになってしまいましたが満足。

Fallout:キャップお猪口みたいなやつ
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お猪口はノリで買いました。キャップは結構しっかりした作りなのに980円という破格の値段で即購入。
グッズ系キャップって大抵3,000円くらいのイメージなのでこれは安い

Cuphead:エアーフレッシャー
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Cupheadはぬいぐるみやフィギュアなんかもありましたが、そこそこの値段がする為こちらを購入。車の中のミラーにでも付けようと思います。

Bioshock:ミニフィギュア
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Bioshockに登場するビッグダディ。小さいながらもサマになる
ていうかBioshockのグッズを持ってるというだけで高揚感.....

会計の際、店主さんが箱余ってますけどこちらの箱どうですか?とFalloutの箱を差し出してきたので、お願いします!と即答。靴箱くらいの大きさはありますね、デカい
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今回寄ったゲームステーション、実はネットで通販サイトもあります。
そちらはちょっと前から知っていたのですがやはり実際に行ってみて実物を見るのは違いますね。店主も優しくいい雰囲気のお店でした。
オンラインショップはこちら
↑店主さんもTwitterやってた


その後は腹が減ったので昼飯!
冥夜くんの案内で新宿駅西口にあるうどん屋「東京麺通団」へ連れられた。コシが強く噛みごたえのあるうどんで尚且つ量が多い!
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↑グッ!ってやってるのが私、ひょろい腕
注文してから出てくるのも早いし、何より安い!3玉を頼んで604円。
量食いの人には嬉しいお店です。




ここから後半

そして待ちに待ったオーケストラコンサートという事で会場まで!
一応googleマップはありましたが、冥夜さんも会場まで付き添って来てくれました。駅から結構歩くのにありがたい。
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今年のTGSでは何か奢らないと。

開場時間が13:15に対し、その5分前くらいに来ましたが既に行列が.....
来場客層は基本的に20歳前後辺り(?)が目立つものの、キャッチーなキャラのおかげか女性も多い
また50歳近いような方や逆に小学生くらいの子もいて、幅広い世代に愛されてるんだなと認識させられ、私は開発者でも何でも無いのにちょっと嬉しかった。

ただこの行列ぶりを見るに、物販買えるか不安でしたけどちゃんと買えました!購入したものは以下の通り。
うざい犬ピンバッチオリジナルサウンドトラック
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サントラはUNDERTALEの限定版パッケージを購入した際に付属していたので、持ってるといえば持ってるワケですが、見た目も違うし買う意味はあったと思っている。
ちなみにうざい犬ピンバッチってのはこのグッズの正式名称

アレンジCD×3
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アンダインがパッケージのは、MUSICエンジンによるオーケストラアレンジCDで今回の物販の目玉
今後インターネット通販も検討されている為、今回オーケストラコンサートに来れなかった方や物販で手に入らなかった方はそちらを待ちましょう。
他の2つは海外版のアレンジCDで、見た目が怖いサンズのパッケージの方に収録されているボス戦を網羅したらメタルアレンジはどれも格好良く購入価値有りです!

↑アレンジ主自ら何曲かUPしているので、是非聞いてみて購入検討して欲しい
なお、現状アンダインCD以外は全てFangamer Japanの通販サイトにて販売されています。
Fangamer Japan通販サイト

作中に登場するイヌ神社も設置されていました。
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写真には映ってないですが、ラジカセであのウザいBGMも垂れ流されるという配慮ぶりには感服
来場者は皆1円あったっけか?と言わんばかりに財布を確認しつつ、賽銭箱に入れていました。もちろん私もね。
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物販はそれなりに並びましたが、ちゃんと演奏時間までには間に合う形で一安心。ただ正式な開始前にあるプレコンサートには参加出来なくて残念.......

気を取り直し、いよいよ自分の席へ!
コンサートの存在を知ったのが遅かった為かなり後ろの席で尚且つ2階ですが、その時に完売状態じゃなかっただけ良かったとポジティブに考えてます。2階だと上から全体を見れるしこれはこれでイイ

そしてついに演奏スタート
演奏内容はパンフレットの通り、ストーリー順で且つ各メドレーにテーマがあるような構成で堪らんですなぁ
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M01:起動時のプロローグから通常戦闘までのゲームの始まりを告げるメドレー
"むかしむかし・・・"の優しい音色で始まり、最後は通常戦闘曲の"ENEMY APPROACHING!"という出だしのメドレーとして掴みはバッチリだったと思う。


M02:トリエルを軸に置いたメドレー
"ホーム"の温かい雰囲気からの"心の痛み"はキマすね......
抑揚のある曲調なのでオーケストラがよく映え盛り上がるは盛り上がるんですが、物悲しさも表現されていて締め付けられるようなゲーム本編同様の印象を受けるメドレーでした。


M03:サンズとパピルスを軸に置いたメドレー
サンズとパピルスの愉快なテーマ曲は、オーケストラになっても愉快なままでした(褒め言葉)
"スノーフルのまち"は落ち着きますね、移住したい
締めはパピルス戦の"Bonetrousle"愉快でありながらかっこよさも併せ持つ楽曲はオーケストラでも健在


M04:まさかのデート曲メドレー
完全にギャグメドレーかと思いきや最後は"もしかして・・・"を入れてくる不穏漂うメドレー構成
ギャグメドレーとか言いましたけど、デート曲がオーケストラだとこんなオシャレに感じるなんて悔しい


M05:アンダインを軸に置いたメドレー
和解するまでは徹底的な殺意を持って接してくるアンダインなだけあり、この演目はM01~M04までと比べほぼ最初から最後まで緊張感のあるメドレーになっていました。
特に終盤の"ぬあああああ!"から"正義の槍"までは怒涛の攻めで、アンダインの決意を肌で感じ取れるような力強いものでした。何度体を震わせた事だろうか....

完璧とも言える締めをもって終了し、来場者からの大きな拍手に包まれる。
それまでもメドレーの終了毎に拍手が起こりましたが、このアンダインメドレー後の拍手は前半のメドレーでは一番大きなものだったように感じた。

ここでひとまず前半のメドレーが終了し、20分の休憩
先ほどのメドレーに感化されてか物販にはアンダインのオーケストラアレンジCDを買い求める人が多く見られた。うんうん.....気持ちは分かる。
最初に購入したアンダインCDは間違いじゃないと心から思った瞬間。


そして休憩後は後半のメドレー
M06:アルフィーとメタトンの出会いからコア突入前までをおさめたメドレー
曲の内容的にはやっぱりメタトンの印象が強かったですね、途中で遭遇するマフェットとの戦闘曲"スパイダーダンス"は他のボス曲と比べて優雅な感じがする。
ああ!運命の人よ!”は作中だとテキトーな歌詞でメタトンが歌ってるだけなのに、オーケストラだと優雅に聞こえる......


M07:コア突入後のメタトンを軸に置いたメドレー
"コア"で徐々に気持ちを高ぶらせてからの何と言ってもメタトン戦の"華麗なる死闘"ですよ!
原曲はクラブのようなノリノリの曲で2度ほど襲いかかる転調のかっこよさに痺れるワケですが、オーケストラでも楽しい雰囲気を残しつつ転調は素晴らしい出来。

↑ 前回の公演のものがMUSICエンジン自ら動画を挙げているので、気になる方は視聴してみるべし!

M08:UNDERTALE1曲のみ
知ってる人は知ってるでしょうが、この曲って結構長いんですよね。
ピアノのソロから始まり同じメロディーが何度も繰り返されますが、次々に各楽器が追加されていくという非常に焦らされる曲。
しかし焦らすに焦らされてからの後半の盛り上がりはオーケストラだと格別ですね.....

↑こちらも前回の公演の動画があります。
本作は全体を通して質の高いBGMが揃っていますが、最も美しい曲と言われたらこの曲を私は挙げますね。


M09:Nルートのラストを飾る戦闘をテーマにしたメドレー
イントロ部分の"Bergentruckung"からの"アズゴア"は退路を立たれた戦闘曲なだけあり、
そしてオーケストラになったことでより一層絶望感のある"最高の悪夢"は、実に禍々しいものでした....3度ほど切り替わる回復曲は可愛らしくもあの不協和音が再現されているのに感動。
そして一気好転の"フィナーレ"で締めくくられUNDERTALEの1つのルートが終了


M10:アルフィーの実験の真実を知る重いメドレー
"真実"と"アマルガム"ゲームでは不気味でややホラーチックなシチュエーションも手伝い、なかなか怖い印象を受ける曲でしたがオーケストラ版もキレイでありながらやっぱり怖い


M11:王との接触からラストバトル一歩手前までのメドレー
"あきらめないで"はこれまでの自分の行いが間違っていなかった事を痛感させられる曲で、ゲームをプレイしてた時はこの曲が流れる辺りからはラストバトルまで泣きっぱなしだったのを覚えています。
えぇ、オーケストラでも泣くに決まってるじゃないですか.....ハンカチ持ってきて良かった


M12:Pルートのラストを飾る夢と希望に溢れたメドレー
"夢と希望"から"SAVE the World"への繋ぎは鉄板ながらも鳥肌立ちますね。激しくも優しい.....
こんな希望に溢れたラスボス戦があるだろうか。
私が雰囲気に酔っているだけかもしれませんが、このメドレー中は会場全体が一つになるような一体感を感じました。

そして演奏がシンと一瞬止んでからの"彼のテーマ"では、穏やかな音が鳴り響きメドレーが締められる。

↑こちらも動画が公開されています。ちなみにMUSICエンジンで公開してる動画は以上の3つのみ。
全メドレー中、一番のお気に入りメドレーでした。


M13:Pルートの結末からEDをまとめたメドレー
"全員、集合!"は曲調がコロコロ変わり、オーケストラでも聞いていて楽しい曲でしたね。"これでホントにサヨナラ"はタイトルからして最後を締めくくるに相応しい楽曲。
あぁ、これでオーケストラも終わりなのかと想いを噛み締めながら、聞いていました。

これにて全メドレーが終了し、来場者からの拍手喝采が送られた。素晴らしい演奏をありがとう.......


これで終わりのアナウンスが流れるかと思われたが、演奏者達は退場せずそのまま演奏体勢へ。クリア後のわいわいとした"スタートメニュー"が響き渡り、あれ?この流れは....と思ったら案の定.......
"本物のヒーローとの戦い"が始まる、大円満で終わるかと思われたがまさかの絶望のGルート突入である。
MUSICエンジン、やってくれたなこの野郎!!!!

でも曲は良いんですよね.....途中でピアノパートに差し掛かり静かになったあとのサビはオーケストラでもやはり正義だ。
 その後ある意味ネタ曲"NEOの力"が終わり、そして最強の敵との戦闘曲"MEGALOVANIA"へ.....
(曲的に)もうやめてくれ...と思いながらも原曲と同じく止まない激しい旋律に聞き惚れていた。


MEGALOVANIAが終わると嵐のような音響が響き渡り、演奏者達に当てられていたスポットライトも薄暗く。
一人の演奏者を残し、他の演奏者は全て静かに退場。残った演奏者によって"スタートメニュー"を演奏し終えるとそのまま退場。だれも居なくなる.....

その後は放心状態で、終了アナウンスが先か拍手が先だったか正直覚えていません。いやぁ....呆気に取られれた
ある意味ではプレイヤーが通る道を忠実に再現した構成で、Gルート曲が演目には記載されていない事やゲームとリンクさせるようなステージ上の演出など、実にUNDERTALEらしいトリッキーなコンサートでした。

全日程終了後、MUSICエンジンからはこんなツイート
ゲームならまだしも、オーケストラコンサートでこんな仕掛けをしてくるなんて思わなかった.....
騙されたぜ全く!(爽やか)

終わってからは特に注目するような出来事は無く、いそいそと自宅へ帰宅。疲れていたのでグッスリ眠れました。さらにどうでもいい情報を言うと、翌日は田植えでより一層疲れました。
ホントどうでもいいですね


まとめ

ゲームのオーケストラコンサートって実は今までずっと行ってみたいなぁ.....と一種の憧れのようなものを抱いていました。
しかし会場は東京というのがほとんどな訳で。そこで私の出不精ぶりが発揮され、やっぱいいやと諦めてしまう事がほとんどという情けない事を繰り返してきました。
 今回はここ数年でも特に大好きなUNDERTALEのオーケストラコンサートだったからって理由だけで、勢いで申込みました。次はいつやるかなんて保証は無いしですしね。
勢いって大事!

結果としては当然大満足
オーケストラはもちろんですが、向こうでフォロワーと会ったりゲームステーションを訪れたりと基本インドアな自分には貴重な体験でした。
また今回のように熱意をもって参加したい!というイベントがあればまた関東方面に行ってみたいですね。



p.s
以前UNDERTALEのレビューを書いたので、興味があればどうぞ.....
改めて見ると、いつにも増して感情的な文章になっちゃっていて恥ずかしいレビューですけど
こんなの読む位なら本作を早く遊んで欲しい プレイすればきっと誰かに勧めたくなるUNDERTALE レビュー
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