良い点
・ゴリラだからこその痛快アクション
本作はゴリラを操作して施設の外、しいては故郷である自然へ帰る為の大脱出を試みるゲーム
移動=左アナログスティック
掴む=L1 or L2
攻撃=R1or R2
覚えなきゃいけないのはこれだけ。
何ともシンプルな操作性ですが操作するのはゴリラである事を忘れちゃいけない、一つ一つやることがパワフルでよろしい。攻撃をしようものならそのまま壁に激突し手足が吹っ飛ぶ様はインパクト抜群で、ゴリラとホモサピエンスの身体能力の違いを思い知らされる事間違いなし。
それだけでも十分痛快ではあるが、面白いのが掴むというアクション
掴むアクションは色んなゲームで実装されているものの、あくまでサブ的な立ち位置で常に使う様なものではないのがほとんどだが、本作では掴むが攻撃、防御共に基本的なアクションとして位置づけられている。
掴むアクションは色んなゲームで実装されているものの、あくまでサブ的な立ち位置で常に使う様なものではないのがほとんどだが、本作では掴むが攻撃、防御共に基本的なアクションとして位置づけられている。
敵を掴んでそのまま壁や別の敵へ投げつけ粉砕してしまってもいいが、せっかくなら他の敵からの攻撃を防ぐ為の盾(所謂ヒューマンシールド)にしてしまう事も可能
このゴリラ、やることがえげつない。実際ヒューマンシールドは効果的で被弾を防ぐ壁として役立つほか、捕まえてすぐは捕まった敵がパニックを起こし正面に向かって発砲し出しだす。これを利用して同士討ちを狙うなどすれば効果的に敵を倒しながら進めていけるんだがこれが相当気持ち良い。
特にマシンガン兵を捕まえて四方八方から迫り来る敵を次々に撃ち殺し、弾が切れて用済みになったらすぐポイ(殺す)するゴリラは最高にクール
マシンガン兵は厄介な敵ですが、捕まえてさえしまえばそういったチャンスにもなりえるハイリスクハイリターンな存在。ちなみにハンドガンやライフル、ショットガンを装備した兵は捕まえてからは一発しか発砲出来ないので大量銃殺は難しい、残念
あ、ビルステージだと生きたまま外に投げ捨てる事が出来ます。賢い、さすが森の賢人なんて言われてるだけはあるね。
しかしホモサピエンスは汚い、重火器を持って数の勝負を挑んでくる。時には全滅を狙わず壁やコーナーを利用しながらゴールのある方向めがけてノンストップに進む判断も必要だ。
自分の進むルート上にいる敵を最小限にとどめつつ倒しながら駆け抜けるのも、全滅を狙ったプレイとはまた違った爽快感がある。
・気軽に!暴力を撒き散らす
だがマイアミはいざプレイしてみると、中々にシビアなゲームである事はプレイした人なら理解しているハズ
ほぼ一撃死だし、敵の反応がニュータイプかってくらい速いので中々PVの様なスカッとするような連続キルは難しかったりします。私はあそこまで大胆かつ正確なキルはとてもじゃないが無理でした......
ほぼ一撃死だし、敵の反応がニュータイプかってくらい速いので中々PVの様なスカッとするような連続キルは難しかったりします。私はあそこまで大胆かつ正確なキルはとてもじゃないが無理でした......
(ホットラインマイアミ自体は好きだけどね)
↑スタイリッシュな戦闘が確認出来るPV
↑スタイリッシュな戦闘が確認出来るPV
次に今回のApe OutのPVがこちら。
↑こちらもスタイリッシュ(?)かは分からないが痛快なアクションである事は伝わるだろう
率直に言ってPVのようなプレイは当たり前の様にプレイ出来ます。マイアミのPVみたいな動きが全く出来ない私が言うんだから間違い無い。
理由として、ゴリラは3~4発くらいまでなら耐えられる事。そして敵に発見されてから発砲まで間がある為、逃げるor突っ込むの判断の余裕が出来る。突っ込むにしても間があるので発砲される前に攻撃出来る可能性は比較的高いのだ。
↑こちらもスタイリッシュ(?)かは分からないが痛快なアクションである事は伝わるだろう
率直に言ってPVのようなプレイは当たり前の様にプレイ出来ます。マイアミのPVみたいな動きが全く出来ない私が言うんだから間違い無い。
理由として、ゴリラは3~4発くらいまでなら耐えられる事。そして敵に発見されてから発砲まで間がある為、逃げるor突っ込むの判断の余裕が出来る。突っ込むにしても間があるので発砲される前に攻撃出来る可能性は比較的高いのだ。
また絵柄が濃くブサイクも多いマイアミに比べて、こちらは暴力表現こそ過激だがそれ以外の要素はことごとくポップなので雰囲気から言っても身構えずにプレイしやすいのは嬉しい
と似ている様でいてこれでもかというくらいには差別化されているので、マイアミの難易度にギブしてしまったそこの君も是非Ape Outはプレイしてくれよな!
・シャレた色合いと響き渡るビート
そして演出面も忘れちゃいけない、まずはさっきからずっとスクショを載せてはいるが自機や敵、そしてステージなど非常に簡素なグラフィックをしている。シンプルイズベスト
それでいながら血しぶきに関しては飛び散り方が妙に生々しかったりと、その対比が何ともたまらない
ステージを進めていくと、停電や警報といった環境の中でプレイしなきゃいけない場面も登場し画面の配色が一変したりもするがそれぞれどんな場面であるかがすぐ分かるような色使いで尚且つオシャレと来たもんだ。
ずるいよゴリラ
そしてどんな色になってもライフル、ハンドガン、ショットガンなど様々な文明の利器を所持した敵の判別がつき易く瞬時になんの装備をしており、どう対処すべきかを判断する為の情報が即座に入ってくるのも嬉しい
それでいながら血しぶきに関しては飛び散り方が妙に生々しかったりと、その対比が何ともたまらない
ステージを進めていくと、停電や警報といった環境の中でプレイしなきゃいけない場面も登場し画面の配色が一変したりもするがそれぞれどんな場面であるかがすぐ分かるような色使いで尚且つオシャレと来たもんだ。
ずるいよゴリラ
そしてどんな色になってもライフル、ハンドガン、ショットガンなど様々な文明の利器を所持した敵の判別がつき易く瞬時になんの装備をしており、どう対処すべきかを判断する為の情報が即座に入ってくるのも嬉しい
またステージ1つにつき、チャプターが1~8くらいに分かれているんだが次チャプターに入る時のタイトルの出し方がいちいちカッコイイ
タイトルが急に飛んできたり、ババンと画面いっぱいに広がってきたりとプレイヤーを飽きさせない作りには好感が持てる。
そして敵を撃破時に響き渡るシンバルのジャーンとかゴーンといった音がよりプレイを盛り上げる。
お前が打楽器になるんだよ!!!!!
タイトルが急に飛んできたり、ババンと画面いっぱいに広がってきたりとプレイヤーを飽きさせない作りには好感が持てる。
そして敵を撃破時に響き渡るシンバルのジャーンとかゴーンといった音がよりプレイを盛り上げる。
お前が打楽器になるんだよ!!!!!
・飽きさせないランダム性あるマップ構成
アクションの腕は人それぞれですがやはり途中で行き詰まってしまうチャプターもあると思います。
しかし同じ所で何回も失敗する事はまずない。だってマップは自動生成なのだから!
そうです、本作はマップや敵の配置を頭に入れいかに効率的に動くかを楽しむゲームではなく常に変化する状況においてどう対処するかを楽しむゲームなのです!(大まかな構成は変わらないが細かい壁や部屋などは変化します)
そうです、本作はマップや敵の配置を頭に入れいかに効率的に動くかを楽しむゲームではなく常に変化する状況においてどう対処するかを楽しむゲームなのです!(大まかな構成は変わらないが細かい壁や部屋などは変化します)
私自身、決められたマップで色々考えながらプレイするゲームは好きでどちらかといえば自動生成要素がどこかしらにあるゲームって苦手な事が多い。
しかし本作では全く回避方法が無いマップが出てくる事は少なくとも私がプレイしてた中ではぶち当たる事は無く、死んでしまっても判断ミスや瞬時に行動出来なかったことへの反省といった自身へ非に向き合える難易度に設定されている。
そして同じマップではないのに、これまで死んだ経験が活きプレイする毎に上手くなっていく実感が持てる喜びはゲーマーであればどんなに嬉しいことかわかってもらえるだろう。
また同じ構成にはならないものの、死んだ時にどこまで進めたか?を現すマップも確認出来る。こういった自分のプレイの進行度が確認出来るのは次のプレイへのモチベーションにも繋がるし、他のステージ制アクションゲームではどんどん実装して欲しい。
あとちょっとだったじゃねーか!っていう悔しい思いを直に糧に出来るのがいいよね。
悪い点
・ゲーム起動時のロードがやや長め
ゲームを起動し、ステージを選んでから始まるまでの時間は大体20秒くらいだろうか?特別不満な要素ではないが一度死んでからリトライまでは瞬速とは言わないまでもものの数秒なのでそれに比べるとステージ選択時のはちょっと長めかなーって。まとめ
当初はマイアミの様な歯ごたえのあり過ぎるゲームを想像し覚悟しながら起動したが、箱を開けてみたら爽快なアクションと気持ちの良いSEにもう病みつきに。
直感的な操作や時折理不尽に感じる事が無い難易度設計も後押しし、疲れた仕事帰りにでもちょこっとプレイしたくなるという社会人にとって嬉しいゲームでした。
毎年数本はこれだ!っていうインディーズタイトルが私の中で現れますが、これはその今年1本目に選ぶに相応しい作品ですね。
文句なしの良作
皆もホモサピエンスなんて捨ててゴリラになろ?
直感的な操作や時折理不尽に感じる事が無い難易度設計も後押しし、疲れた仕事帰りにでもちょこっとプレイしたくなるという社会人にとって嬉しいゲームでした。
毎年数本はこれだ!っていうインディーズタイトルが私の中で現れますが、これはその今年1本目に選ぶに相応しい作品ですね。
文句なしの良作
皆もホモサピエンスなんて捨ててゴリラになろ?