突然ですがレースゲームと言われてジェットレースを題材にしたモノっていくつあるでしょう、少なくともここ数年その手のゲームは無いのではないでしょうか?
ならもうこの時点で本作は発想は勝利ですね、今までに無い題材のゲームというのはそれだけで優位に立つ権利があるんです。そう....ゲームとして面白ければね......
水しぶき浴びながらの清涼感あるレース
さてレースゲームというジャンル上、肝心のレースパートですがこれが意外にも覚える事が多く水上を駆けるので滑る様な操作感を持ち合わせているので、最初ばかりは慣れが必要になります。
機首の上げ下げで旋回能力や最高速度に変化を持たせるなど最初はついつい忘れてしまうテクニックもちらほら。もちろんレースゲーお馴染みのドリフトもありますので心配無き様
↑ドリフト、上手く決まるとスピードを下げずに曲がれる
意外と言ったら失礼ですがしっかりレースゲームらしいものになっており、動作の一つ一つがレースに影響するので運転がとにかく楽しいですね。プレイする毎にミスやロスを解消していける実感が味わえます
↑走行中に溜まるゲージを消費し、超加速する所謂ニトロも搭載
コースもジャンプ台やダッシュパネルなどマリオカート的な仕掛けの他、噴水や滝のように流れ落ちる水、スイッチを撃ちショートカットの水門を開閉させるなど水に関連するギミックが用意されジェットレース感あふれる作り
またコースはいずれも秋葉原や御茶ノ水、日本橋、浅草橋など実在する街や橋がモデルで目を引く有名なランドマークが背景に設置され、時おり辺りを見回してみるのも面白い
またコースはいずれも秋葉原や御茶ノ水、日本橋、浅草橋など実在する街や橋がモデルで目を引く有名なランドマークが背景に設置され、時おり辺りを見回してみるのも面白い
ライバルとの熱い攻防劇
キービジュアルを見れば判断が付くように2人1組のレースになっており1人は運転、もう1人は攻撃を担当する
上では運転にフォーカスを当てたが次に重要な要素が攻撃
武器毎にダメージ値は異なるが、一定値を超えると相手の機体をスピンさせることが出来る。スピンは大きなロスなので1位を目指すにはされないように、逆に相手をどんどんスピンさせのし上がってしかなくちゃいけない。
ちなみに一定ダメージ内ならシールドが防いでくれるらしい、ささやかな近未来設定ですね....
ちなみに一定ダメージ内ならシールドが防いでくれるらしい、ささやかな近未来設定ですね....
基本武器はアサルトライフル、これは常に装備した状態で前方へ向け発射可能で弾数制限もない、ただし威力は低め。
その他の武器は全てアイテムボックスから手に入れる事になる。やっぱりマリカーじゃないか.....
その他の武器は全てアイテムボックスから手に入れる事になる。やっぱりマリカーじゃないか.....
アサルトライフル以外の武器は8種類ありこちらは弾数制限があるため、撃ち終えると基本武器のアサルトライフルに戻る。
後ろに向かっても撃てるので迫ってくる相手に対しての迎撃も可能、この場合のみ運転がオートに切り替わるのでその点も一応安心
相手とマシンのスペックが同等、あるいはやや劣っている場合はこれらの武器を使用した攻防が幾度となく繰り広げられ、スピンしたりさせたりの一喜一憂の1位争いが行われ張り合いのあるギリギリ感が堪らない。
出現する武器がランダムというのは運ゲー要素ではあるものの、最初から武器を選択出来たらカグラPBSの様に産廃武器が生まれてしまうのでランダムにしたのは正解でしょう
後ろに向かっても撃てるので迫ってくる相手に対しての迎撃も可能、この場合のみ運転がオートに切り替わるのでその点も一応安心
相手とマシンのスペックが同等、あるいはやや劣っている場合はこれらの武器を使用した攻防が幾度となく繰り広げられ、スピンしたりさせたりの一喜一憂の1位争いが行われ張り合いのあるギリギリ感が堪らない。
出現する武器がランダムというのは運ゲー要素ではあるものの、最初から武器を選択出来たらカグラPBSの様に産廃武器が生まれてしまうのでランダムにしたのは正解でしょう
再現度高めの3Dモデル
キャラクターデザインは鳴子ハナハル氏、私はガルガンティアくらいでしか知らないですが好みの絵ですね。そればかりか作中の3Dモデルがキャラデザに寄せたものに仕上げてきておりCERO:Cのゲーム(さらに言えば高木P原案のタイトル)とは思えない
カグラの3Dモデルはシリーズが進んでもあまり進化のふり幅が無く、キャラクターデザインの八重樫南氏の日々進化する魅力あふれるイラストと釣り合わない出来でした.....
今回のは再現度もキャラの可愛さも十分引き出したモデルなので愛でがいがありますね。衣装変更やアクセサリーの付け替えも搭載され、カグラ譲りのアクセサリーの位置調整も当然健在。
ただし今回は目を凝らしながら数字とにらめっこをしながらの作業とはおさらば。もっと直感的なUIでこれまで行えた作業がより最適化し無駄な時間を過ごさなくて済む
キャラの肌の色や髪色もより豊富なカラーから自由に選択でき、同じ褐色でも微妙な拘りがあるなどメンドくさい拘りのある方に対応
↑私は基本褐色が好きです(突然の告白)
また全く活用する事は無かったものの、各キャラのSDキャラが描かれたスタンプが小動物チックなSDでキュート!オンラインレースで使用するものだそうです
個人的に発売前から大好きなのが馬場女のギャル2人組
このイラストを拝見した瞬間鳴子ハナハル氏の才能をビンビン感じましたね、主に下半身で。
えちち過ぎる....カグラだと四季ちゃんがギャル枠でしたが今作の2人はよりギャル感強め、まぁ向こうは忍でこっちは普通の女子高生ですからねそりゃそうか。
逆にプレイしてく中で最も好感度の上がり方が激しかったのは雲海SURFERSの2人当初デザインが公開された時はイマイチなデザインに感じていましたがストーリーをプレイしていくと、全キャラ中でも飛び抜けてハイテンションな性格とギャグに極振りしたストーリーに持って行かれましたね。
ズルいですよこんなの
悪い点
難易度調整がガバガバ
とは言ってもそれは序盤だから難易度低めに作られてるだけで、主人公以外のチームが解禁されるにつれ難易度は徐々に上昇していく。そうするとCPUとも良い勝負が出来るようになり本作の醍醐味を味わえる。
ただですね、最後らへんは敵が強くなり過ぎてこちらもマシンをカスタムして挑まないと泣きを見るレベルになってきます。直線で勝負したらまずスピードは敵わないし、スピン時のロスに掛かる時間も雲泥の差
しかし逆にこちらがカスタムし過ぎると序盤と同じ様なサックサクプレイに逆戻りしてしまい、2人1組みのレースという本作のコンセプトからは遠のいてしまう。
しかし逆にこちらがカスタムし過ぎると序盤と同じ様なサックサクプレイに逆戻りしてしまい、2人1組みのレースという本作のコンセプトからは遠のいてしまう。
↑特に速度は関連パーツを付けまくると難易度の下がり方が顕著
したがって全くのノーカスタムだとキツいので、相手とちょうど良さそうな勝負が出来そうなカスタムに留める様に注意しながらパーツを組んでいく
なんでこんな事して挑戦しなきゃいけないんだろうか....
中盤以降で難易度の上げ下げの調整はマシンのカスタム次第という事になってきてしまう訳です。だったら最初からレース毎にイージー~ハードで難易度用意した方が良かったんじゃないでしょうかね?
なんだか虚しい気持ちになりながら終盤はプレイしていた気がします。
中盤やや後半辺りの頃、マシンのカスタムが無い状態でギリギリ勝てるか勝てないかのせめぎ合いしてた時がが一番楽しかったです
武器の精度に難あり
これもレースゲームとしてはかなり痛いマイナス点
アサルトライフル以外の武器は各武器の射程範囲内に相手が入ると自動で発射する、問題は後方の敵に武器を当てる際です
アサルトライフル以外の武器は各武器の射程範囲内に相手が入ると自動で発射する、問題は後方の敵に武器を当てる際です
良い点でも書きましたが後ろに向かって武器を使う場合、運転は自動に切り替わるもののだからといってシューターを操作出来るかと言われるとそれも出来ず、そちらも自動
つまりは後方を攻撃時には何もする事が無くヒマ、それであるにも関わらずカーブを曲がっている間に誤って壁の向こう側へいる相手にロックオンして攻撃する始末
弾数制限あるのに無駄撃ちするんじゃねーぞタコ!!!
これだけに終わらずもう一つ大きな問題がある。
後ろ向きの攻撃が終わるとオートだった運転が強制的に通常走行に切り替わるのだが、いきなり切り替わった先が大きなカーブや障害物だと対処がヒジョーにしづらい。
直前過ぎて曲がりきれず激突する事も中にはありました。
後ろ向きになって武器を使うのは迎撃には役立つが、精度や切り替わりタイミングなど不安要素が残りレースが難しくなる後半になるに連れ使いどころに注意しなきゃけない。素直にメンドくせぇ.....
後ろ向きの攻撃が終わるとオートだった運転が強制的に通常走行に切り替わるのだが、いきなり切り替わった先が大きなカーブや障害物だと対処がヒジョーにしづらい。
直前過ぎて曲がりきれず激突する事も中にはありました。
後ろ向きになって武器を使うのは迎撃には役立つが、精度や切り替わりタイミングなど不安要素が残りレースが難しくなる後半になるに連れ使いどころに注意しなきゃけない。素直にメンドくせぇ.....
もっと3Dモデルを観察したい
今作はCERO:Cであることからかもご察しの通り、エロ要素は薄い 一見すると高木氏考案のタイトルなのでまたエロに割り振ってるゲームなのか.....と思われがちですが衣装がキワどいだけで、他にも衣装破壊などの露骨なエロ演出も一切入らないんですねこのゲーム
キャラクターに対してのボディタッチはこの際無くてもあまり気にしませんけど、せっかく新規IPの為に作った良質なモデルですから隅々まで撫で回す様に観察したい欲に襲われる 一応鑑賞モードというのはありますが、あまりズームで寄れませんしモデルをグルッと横に一回転くらいしか動かす事は出来ない。何より周りのUI表記を消せないのが個人的に許せねぇよ...
↑↓これが鑑賞モード
しかし、裏を返せばエロを推してないからこそ爽やかな部活ものの様な青春活劇を楽しめるのも確か。いや...むしろそういった要素が無いからこそ妙な艶やかさがあるのだと思いたい
そういったことからこの項目については私は悪いと捉えましたが、良いと捉える方もいるのではないでしょうか。↑↓これが鑑賞モード
しかし、裏を返せばエロを推してないからこそ爽やかな部活ものの様な青春活劇を楽しめるのも確か。いや...むしろそういった要素が無いからこそ妙な艶やかさがあるのだと思いたい
まとめ
運転、攻撃、3Dモデルそれぞれの要素で褒められるポイントはあるのにそれを打ち消す様な点が目立ち結局はマーベラスらしい(悪い意味で)大味なゲームというのが率直な感想
ただこれだけは言えます、カグラPBS以降の高木P原案のゲームでは一番の面白さであると。(個人差有り)
ただこれだけは言えます、カグラPBS以降の高木P原案のゲームでは一番の面白さであると。(個人差有り)
ストーリーは陳腐ながらギリギリの接戦が可能な中盤辺りはダルさを感じる事も無く、素直にレースゲームとして楽しむことが出来たしそこは素直に良かったと思うの。カグラPBSもRe:Newalも面白い感じる場面が少なかったので....
フルプライスだとオススメしづらいながらセールでちょっと興味があるなら買ってみるのも有りでしょうか?
私は限定版を購入してしまったことに少しばかり後悔しています、通常版で十分だった....
私は限定版を購入してしまったことに少しばかり後悔しています、通常版で十分だった....