DSC07875



安達太良山

福島県の二本松市にある標高1,700mの山、日本百名山の内の一座
なだらかな山容ながら馬の背から見える荒々しい爆裂火口(沼ノ平)や温泉のある山小屋、初心者でも登りやすい事などから県内でも人気の山、また紅葉の名所としても知られる。



行ってきた日:2020.8.2
パーティ:ソロ


という事で毎年行ってる安達太良山、これまで奥岳登山口から時計回り(ロープウェイのある方)にしか歩いたことが無かったので今回は反時計回りの山小屋経由で登ってみる事にしました。

始めはなだらかな道をゆく
DSC07812
次第に分岐
DSC07813
この分岐を左に行くといつも登る時計回りのルート(ロープウェイを使わないのであればだが)。今回は右へ行きます

途中の橋、登山道とは別の遊歩道がありますが結局歩いた事無いんですよね。今度時計回りでいくことがあったら帰りは遊歩道を歩いてみてもいいかもしれない。
DSC07814

橋を越えてからも山小屋がある所までは基本かなり歩きやすい道で、特別疲れるような事はないもないハズでしたが.....
DSC07816
何を血迷ったか歩き易すぎるが故に単調で飽きそうだったので、旧道を行くことに。ここらへんは歩きやすい馬車道やや険しめの旧道が所々にありどちらかを選んで歩くことが出来るんですね。

2018年の初登山の時、下りである区間だけ旧道を使用したら粘土質な土で当時履いてたスニーカー(スニーカーなのは登山初心者だったから許して)がグッチャグチャになるわ、常に滑りそうになるわでかなーり苦戦した苦い思い出もありますがそれはそれ。これはこれ
DSC07817
馬車道に比べて如何にも山道って感じの道でした、大変そうではありますが平坦な道よりやはりテンション上がりますな
DSC07820

出ました!粘土質なぐちゃぐちゃな土です!下りだと怖いですが登りだといくらか登りやすい気がする
DSC07821

ある程度歩いたら馬車道に出て、再び次の旧道ルートに進む。基本そういうルート構造なのでどっかの区間だけ旧道を使用するって使い方も出来るのは良いと思う。
DSC07824
基本ぐちゃぐちゃなのでバランス崩して手付きたくないなぁ....とか思いながら登っていました。
DSC07825

はぁ......はぁ....次の旧道
DSC07828
DSC07826
旧道がいくつあるのか分からないのでそれも精神的に来ましたが、足場の悪い道は変に体力を消耗しますね。おかげで靴もデロデロ
ですがこの日の1ヶ月前に登った雨の雄国山しかり、登山靴だと靴の中に泥が入る心配がまず無いから泥だらけの道案外嫌いじゃないです私は。(最初から最後までずっとでコースタイムも長いとかだと流石に嫌ですが....)案外そういう人いる気がするんだけどいる.....よね?

ここからはもう旧道無しの馬車道を行きます。
DSC07835
先ほどまでの酷道が嘘かの様に歩きやすい!!!!
DSC07836
でも流石に変化がなさ過ぎてつまらんなーとかいう思いを花を見て気を紛らわせながら登っていく。ところでこの花名前なに?
DSC07838
DSC07839
この平坦な道がこれがまた長い....
DSC07841

ようやく山小屋が見えてきました。そして連峰全体を覆うかの様な雲も.....この時点で今日はもう絶景を望むのはもう無理と諦めた....うん、諦めるよね?
DSC07844

塩沢登山口からだとこの辺りで合流するらしい、塩沢ルートは何となく鬱蒼としてそうであんま歩きたい気はしないかなぁ
DSC07846
山小屋でトイレを済ませいざ再開、空は相変わらずのホワイトっぷりであんまりモチベーション上がりませんでしたがここまで来たならもう仕方ない登ろう

いつもの。
DSC07852

こっから先は先ほどまでの馬車道と違い、ようやく登山道らしい道へ(旧道の事は除く)
DSC07853
うん、道の状態は悪くないがやはり空が...黙々と登ります
DSC07856
昨日か一昨日の雨のせいで水が流れてる所も、濡れても大丈夫な登山靴で良かった....
DSC07859
もう少しで尾根道、ここまで来てもガスが晴れないのでマジで今日はダメな日だと気力尽きそうでしたが....
DSC07860

晴れてんじゃーん!
DSC07865
いや正確には晴れてるワケじゃないが、尾根道に雲がぶつかってなのか沼ノ平の中心にだけはほとんど雲が無かった。先ほどまでが完全に真っ白だったのでこれは嬉しい

尾根道から下(登ってきた所)を撮ったもの。こちらはやはり白い
DSC07866

沼ノ平はいつ来ても絵になるねぇ...
DSC07869

このまま安達太良山山頂方面まで行って降りるつもりでしたが、予想外の展望に気を良くしてそのまま鉄山まで歩くことにしました。ほんと気分屋なんだから.....鉄山まだ行ってみた事も無かったしね
※鉄山は安達太良連峰の内の一つのピークで、安達太良山からもほどよく近い事からついでに登る人もいるとか。

さて鉄山へ向け出発、沼ノ平を見ながら馬の背を歩きます、雲が尾根でせき止められてるのがよく分かる光景。堪らんね
DSC07872
ただの奥岳からの周回コースで歩く尾根と比べて高低差あったり多少ザレで滑りやすい所もあるが特に問題はない。何より歩いてて楽しいし!

目の前の岩岩した所の裏手にあるのが鉄山....だった気がする(曖昧)
DSC07882

いつもとは違う方向からの沼ノ平は新鮮でテンション上がります。ちょっといつもより足を伸ばしてみるのって大切なんだなって....
DSC07883
ハイマツや岩を縫う様に歩いては....
DSC07886
DSC07887
着きました、鉄山登頂です。距離こそ短いですが中々にガレガレな道のりなおかげでそれなりに疲れました....今まで歩いたことのない道だったというのもありそうですが。
DSC07901
鉄山へ向かう時に見えた黒々しい岩はこの辺りかと思いながら沼の平を眺める。
DSC07896
向こうに見えるのが鉄山避難小屋沼尻登山口から沼の平をぐるっと一周するルートいつか歩いてみたいですね。今日はひとまずこのまま来た道を引き返し安達太良山へ向かう
DSC07900

わっせわっせと戻ります。
DSC07904

いつもの尾根区間に戻ってきました、見慣れた道は特別感こそありませんが安心します
既に山頂の乳首の上にはそれなりの人が立ってるのが見えますね
DSC07910

乳首下まで来ましたが流石に腹がすいてきたので昼飯タイム!
今日はうどんナポリタン、通称うどナポを食べます。山と食欲と私にも出てきたやつですね。
普通のナポリタンと違ってうどんのもちもちした食感と太さが丁度いい珍しいもの食べてる感じにさせるし超優秀な料理
DSC07913
あと単純に簡単に出来て美味しい、イメージに縛られずうどんカルボナーラとかうどんミートソースとかも良いのかも知れんな?

と良い感じに美味しく食べてたんですが、その間に天気が急に悪くなり視界が一気に無くなってしまいました。しかも風もなんか妙に強くないですかね.....
DSC07914
......


まぁ稜線上だとそういう事もあるよね、そんなワケで今日の乳首はお預け!
こんな視界酷い時に登ったって仕方ないしね....

ロープウェイ方面へ向けてどんどん降りて行きましょう。基本的に登りで使う人が多い事からすれ違いが何度も発生するんじゃないかなと心配してましたが、ほとんどすれ違いが起きないままロープウェイまで下がってこれました。
DSC07915
そもそも今日は天気が良いとは言えないし、登ってくる人自体少なかったのでしょう。下りとして使ってたこちらとしては道も狭い所が所々あるから好都合。
狭い言うても磐梯山の弘法清水から山頂までの道とかと比べたらだいぶ広く感じますがw

DSC07917
文明の利器に感謝感激

天気が良ければロープウェイ使わずに下るのも、ゲレンデだからいい景色見ながら歩けそうで良いですけどこんな天気じゃね。


帰りは福島市の市の中心から外れにあるへたれガンダム見てきました。
DSC07922
間抜けそうな顔に微妙になで肩猫背っぽい姿勢、そしてガニ股と中々哀愁漂う孤独なsilhouette

関節部頼りなくて堪らんな!
DSC07932

なんか折れ曲がってるハイパーバズーカ、マトモに撃てなさそう
DSC07925
テープでぐるぐる巻きのガンダムハンマー、小学校の時の図工を彷彿とさせるフォルムです
DSC07933
なんか「たいし」とか名前?が入ったビームライフル。ガンダムのパイロットは"たいし"だった?
DSC07935

そしてガンダム関係ない武器、何故ここに置いてあるのか....コレガワカラナイ
DSC07926




まとめ

2020年最初の安達太良山でした。(そして書いてるのは2021年1月...)
うどナポ食べてる間に天気が悪くなって乳首の上へ行けなかったのは残念ですが、登ってる間は今日視界が広がる事を諦めてたので馬の背に出た時の嬉しさったらなかったですね

次来る時は是非とも沼尻ルートからグルッと一周したいし、せっかくこの山には宿泊可能な山小屋があるなら宿泊するつもりの予定なんかも別で立ててみたい。行く気になれば日帰りですぐ行ける距離に住んでるんだし色々やらなきゃ勿体無いよなぁ...

まとめと言いながらまとまりがないですがそんな感じです